パーティーでのマナー

最近は、なにか機会があるたびに「◯◯記念」と銘打ったパーティーが開催されることが多く、出席する機会も多くなった。ビジネス関係のパーティーというと、ダークスーツに、やや派手なネクタイでよいのではと思うかもしれない。それで十分なことも多いが、最近では欧米風の格式を求めるパーティーも増えてきている。

ビュッフェ・パーティー

立食形式のパーティーで、午後2時~4時あるいは午後6時~8時の時間帯に開かれることが多い。立ったまま食べる形式なので料理はナイフを使わなくても済むように、食べやすく準備されている。また、テーブルの席次に気を使わずに済み、お客が増減しても問題がない。主催者として負担が少ないので、現在のビジネスパーティーの主流になっている。

  • 服装は普通平服でよいが、ネクタイをつける。
  • 示された時間内に出席すればよい。
  • 来賓その他挨拶のときには、皿を置いて話を聞く。
  • 壁際の椅子は、老人や疲れたひとが休む場所。若い人は立つほうがよい。
  • 主催者を探して、ゆっくり話すようにする。

料理の取り方

  • フルコースの順序で取る。
    前菜→冷料理→暖かい料理・サラダ→デザート類
  • 配膳台の周りは原則として時計回りになる。
  • 一度に山のように皿に取ったり、残すほど取らない。
  • 料理を取ったら、すぐ配膳台を離れる。
  • 食べ終わったら皿はテーブルの端に置いて、次の料理を取るときは新しい皿を使う。

紹介されたとき

紹介されたとき、椅子に座っている場合は、すぐに立ち上がって会釈する。最近は握手することも多いが、握手するかどうかの決定権は目上の方にある。目上の相手が手を出さなければ、こちらから握手を求めてはいけない。これは女性に対するときも同様である。

会話

ビュッフェ・パーティーの原則は、大いに飲みかつ食べ、また語り合うところにある。会場内を自由に歩き回って会話を楽しむとよい。顔見知りがいないときも進んで自己紹介をする。パーティーに参加するからには引っ込み思案ではいけない。小さくとも共通の話題を見つけたら、それをきっかけに話題を盛り上げていく。また、いつ人から話しかけられてもいいように、ゆっくり飲み、ゆっくり食べるようにする。

中座するとき

何かの都合で中座しなければならないときは、主催者または紹介者にその旨を述べ、目立たないように外へ出る。中座するとき、仲間を誘って出るのはマナーに反するので注意する。


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