随行・同行時のポイント
- 同行(随行)が決まったとき、すぐ訪問の準備をしたか。
- 随行・同行が決まったとき、自社内の連絡は確実に出来たか。
- 複数でタクシーなどに乗るとき、乗る順と席はよかったか。
- 訪問先の受付、応接室での行動に誤りはなかったか。
たとえば、「◯◯君、これからA商事さんに行くけれども、一緒に行かないか」と、上司から声が掛かることがある。営業マンにかぎらず、同席して上司の仕事ぶりを見る絶好の機会といえる。急ぎの仕事中であれば、「仕上げるまで10分程度待っていただけませんか」と都合を聞いてみるとよいだろう。
随行・同行のマナー
随行・同行の準備
- 身だしなみのチェック
技術系の場合は、作業服にネームプレートをつけたまま外出することもある。 - 名刺・資料の確認をする。
- 上司と自分の訪問先、帰社予定時間を行動予定表に記入する。
随行・同行時のマナー
- 自動車には、タクシーでも社用車でも上司を先に乗せる。
- 受付では、上司が取次を頼む間、後に立って待つ。
- 応接室では、上司が上座になるように座る。上司が紹介したら、名刺を出して、「◯◯でございます。よろしくお願い致します」と挨拶をする。
- 資料などは上司に渡すか、直接先方に渡すか上司の支持に従う。
- 飲み物は先方にすすめられたあと、上司が手を出してから飲む。同行者は、上司が先方と交わす話のポイントをメモしておくこと。
帰社後の仕事
- 訪問先でもらった資料は、同行者が預かって帰り、帰社後に上司に渡すか、支持によってファイルする。勝手に処理すると紛失のもと。
- 訪問先で約束したことについて、随行・同行者が担当する仕事を確認する。仕事ができても勝手に先方に送ったりしないで、上司に報告すること。
- もらった名刺に、年月日、同行した上司名、用件を書き込んでおくとよい。
商談のタブー
- お客さまと討論をしないこと。理屈で勝っても、相手の好意を失えば、ビジネスにはプラスにならない。
- 卑屈にならないこと。低調さは応対者の基本心得だが、ペコペコした態度、お世辞笑いは、かえって相手に不快感や警戒感を与える。
- 新規セールスに行く場合、紹介や面識がないのに、役職者に訪問予約を強要しないこと。
- 顔見知りになったあと、受付を素通りして勝手に事務所に入り込んだりしないこと。他社の人に見られたくない状態になっているときもある。