電話紹介・名刺紹介のポイント
- 名刺紹介、電話紹介をしてもらった場合、正しい手順で面会したか。
- 紹介名刺の取り扱いは正しくできたか。
- 紹介してくれた人に、結果報告をしたか。
人を紹介するとき、いつも同席して引き合わせるとは限らない。紹介してほしいと頼まれたような場合は、電話紹介や名刺紹介が多い。数は少ないが書状による紹介もある。
電話紹介のマナー
紹介したい人の肩書き・氏名・用件を電話で簡単明瞭に述べ、詳しいことは直接本人に話をさせるようにする。面会日時は相手の都合に合わせる。面会の承諾を得たら、依頼者に連絡をする。
本人の目の前で電話をする
電話紹介するときは、本人の目の前で電話をかけ、その場で面談のアポイントメントを取ることも多い。紹介を受ける人は自分のスケジュールを確認して約束するとよい。
電話紹介をしてもらった場合
約束の時間に遅れたり、すっぽかしたりせず、身だしなみを整えて、5分前に先方に到着する。名刺、面談に必要な資料を忘れないように。面談終了後、紹介者に結果報告をする。訪問できなかったときも同様にすること。
名刺紹介のマナー
名刺紹介は紹介状より略式だが、ビジネス上の紹介はほとんどこの方法を取る。人の紹介は責任を伴うことなので、名刺紹介くらいにとどめておくことが多い。名刺紹介でも丁寧な人は、封筒に入れることがある。目上の人あてには、名刺紹介は失礼になる。
名刺紹介の仕方
- 自分の名刺に次のことを書いて紹介する。
- 自分との関係
- 肩書き・氏名
- 用件(面会の依頼)
- 宛名
- 日付
- 印鑑
- 紹介する名刺には、必ず宛名を書いておき、名刺が他の人に使われるのを避ける。
- 同様に、紹介した日付を入れておき、事情が変わってから名刺が使われることを避ける。
- 自筆で紹介文を書いたものであれば、名前の下に印鑑を押すことは自由である。
- 紹介者は、紹介状や名刺を書くだけでなく、先方に紹介したことを連絡しておく。
電話でアポイントメントをとる
紹介状か名刺を受け取ったら、先方に電話してアポイントメントをとる。
「はじめてお電話せていただきます。このたび、大阪商事の◯◯様からご紹介いただきました、東京工業の◯◯と申します。お忙しいところ恐縮でございますが、一度お目にかからせていただきたと存じます。ご都合はいかがでしょうか」
名刺紹介してもらった場合
- なるべく早く先方のアポイントメントをとって、面会に行く。
- 紹介状の名刺は、なくしたり汚したりしないよう大切に扱う。
- 面談終了後、紹介者に結果報告をする。
- もし紹介状が必要でなくなったときは、紹介者にその理由を伝えて紹介状を返す。